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ぽけるす

現役小学校教員
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お出かけ先でうるさくして、周りの人に迷惑をかける子、いませんか?

家庭
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こんにちは、ぽけるすです。
私は現役の小学校教師として働く傍ら、延べ、1000人以上の子供と接してきました。
その中で得たノウハウや知識を発信しています。

子育てをしていて、スーパー、ショッピングモール、電車、レストラン、などなど

おでかけ先で子どもが騒がしくなってしまうことありませんか。

周りの目も気になる。でも、叱らないといけない。こどもは言うことを聞くわけもなく騒ぐ。癇癪を起こす…

子育てをしていなくても、出かけていると一日に一度は目にする風景ではないでしょうか。

こんな日常の困り感、解消できるかもしれない方法がいくつかあるのでこの記事を読んで試してみてください。

① 目的を伝える

子どもは事前情報があると安定することが多いです。特に初めて行く場所などは。「何をするかわからない」という不安要素が少しでもあると心が落ち着かず、騒がしくなってしまうことがあります。

こんな時は、事前に出かける目的を伝えるのがいいでしょう。

「〇〇というところへ行って、〇〇をして、〇〇をして、帰ってくるよ」
「〇〇という所はこんな所だよ。〇〇っていうのがあるよ。」
「〇〇用の〇〇を買ったら〇〇で〇〇を食べようね」

なんていう具合です。

子どもは「予定調和」をとても大切にします。「3匹の子豚」「3匹やぎのがらがらどん」など、長年愛される絵本でも、繰り返し同じようなことが(少しずつ変化して)起こります。このような本をどの年代の子どもでも好きなのも、同じ理由です。

保護者が何をしているのかわかることは子どもにとってとても大切なことになります。

「どうせ言っても意味ないから」と思わずに、事細かく説明してみると落ち着いて行動してくれることがあります。

② 事前に約束をする

もし、うるさくなってしまう場面が想定できる(この間うるさかった、よくここで騒いでしまうなど)場合は出かける前に先回りしておくことも大切です。

「〇〇に行くけど、ここでは〇〇して過ごそうね。」

「前に〇〇で騒いでしまって、すごく困ったよ、今日は〇〇では〇〇するようにしようね」

「〇〇では〇〇をしてね。約束できる?」

なんて言い方がいいでしょう。

「事前の約束」だと、怒らずに済むのでおすすめです。

また、うるさくなってしまった時も、

「約束したよね」

という一言でOKです。

一つだけ、約束の際に気をつけてほしいのが、「信用している」「任せている」ということが伝わるようにすることです。「疑っている」と子どもに思われると気持ちが前向きになりません。

約束する際は「褒め言葉」とセットで伝えましょう。

約束を前向きに守ってくれるようになりますよ。

③ お手伝いしてもらうことを決めておく

出先でうるさい、さわいでしまう子は「することがない」から騒いでいるとも言うことがでいます。

出先でしてもらう事を決めていくのもいいでしょう。

「カートを押してね」

「荷物を持ってね」

特にお手伝いがなければ、「電車では本を読もうか」など、子どもが好きなことを提案するのもアリです。

先程も書きましたが、「褒めながら」言うのが大切です。約束を守ってくれた、約束してくれたことに対して「すごい」「助かった」「ありがとう」など行動を強化する声掛けをしましょう。褒め言葉についてはこちらの記事をご覧ください。

言葉かけの原則

以上が「出先で暴れる子どもへの対応3選」です。

ちょっとした場面の工夫ですし、簡単にできるので試してみてください。

ここで、子どもを安定させるもう一点のポイントになる、子どもに言葉をかけのコツ3選をお教えします。

肯定語

「〇〇しちゃダメ!」ではなく、「〇〇してほしい」と言います。

「〇〇しない!」という否定語の言い方は、「じゃあどうしたらいいのか」ということがわかりません。また、そもそも「怒られている」感が強いですね。

「〇〇してほしい!」という言葉は具体的な行動を示しているので、従いやすいのです。

さらに、「して欲しい!」に対して、「言うこと聞くと、褒められるかも…?」という予想も出てきます。

その場でなく事前に

その場での指示だと子どもは聞きづらいのです。

子どもは突発的な指示より、「予想されたこと」を好みます。子どもも事前に心の準備ができるので、心の安心・安全が全く違います。

心が安定しているだけでいつもは聞いてくれない指示を聞いてくれるようになることもあります。

できたら報酬を

言うことを聞いてくれたら、「報酬」を与えましょう。「報酬」は行動の「強化」をもたらします。

「報酬」とは言っても「そもそも価値があるもの」はお勧めしません。「現金」的な価値があるのでものはよくないのです。

「言葉」や「はなまる」などはそのものに価値はないのでおすすめです。「突然もらってもうれしくないもの」と考えてもいいです。何もしていないのに突然褒められたり、はなまるもらったりしても嬉しくないですよね。

「あめ」「シール」なども価値はありますが、価値が高くないのでいいでしょう。

報酬は行きすぎると、それをもらうことが目的になってしまうので、あくまで「褒められる行動」を促すのがポイントです。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

「言葉がけ」の工夫一つで子どもはパッと行動が変わります。

いつもの声かけにできる一工夫、覚えていただいて試してみてください。

 

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